「1947年の航空写真」でコーチング講座へ向かってみる
今年に入りコーチングの勉強しているのですが、本日は東京都目黒区の池尻大橋まで、コーチング講座に参加して参りました。今回で4回目となり内容もどんどん濃くなってきています。
コーチングと聞くと野球の打撃コーチのような、何かを教える人のイメージがあるかも知れません。
しかしここでいうコーチはこちらから知識や技術を与えるのではなく、相手の中にあるものを傾聴と質問によって自ら気づきを得ていくということのサポートをすることをいいます。
初めて聞いたという方はもしかしてオカルティックに感じるかも知れませんが、海外ではスポーツ選手をはじめ経営者など専属のコーチを付けている方も多いです。
日本でも広まりつつあり、企業の人材マネジメントで取り入れる所も増えています。
達成や手に入れたいというゴールを明確化して現状とのギャップを埋めていく作業をしていきますので、本人が見えていない部分を顕在化させるという事を行います。
実際にまだ手に入っていなくてもゴールまでの道筋が見え、そこに向かって歩いている状態はギャップがなく、ゴールがはっきり見えない、そこまでの道筋が見えない、よりレベルアップする方法が見えない等、見えない部分を見えるようにすることがコーチングなのではないかなと思ったりします。
そんな内容を行っている講座は毎回充実しているのですが、会場が都内となっているので立川からだとなんだかんだ1時間くらいかかります。
そこで、折角なら最近ちょっとやってみようと思っていた遊びを試してみることにしました。
遊びというのは、初めて行く場所を目的地付近の昔の地図か航空写真を使ってたどり着くというものです。
これは知らない土地に行ったときは、当然現在の風景がベースなり昔の情景を資料で見てもナルホドとは思うけれど、実感が湧きづらいような気がします。
これを古い資料で辿り着こうとすると古い情景がベースとなりそれを基に痕跡を探しつつ変わってしまった部分も変化が実感しやすいのではと思い、やってみることにしました。
そして今回、池尻大橋付近の1947年の航空写真を駆使して会場の位置だけ確認し向かってみました。
結果は、見事に思いっきり迷い危うく遅刻をするところとなって、早速、今後の遊びの存続に影響を与えました。
明確化の為のコーチング講座に、不明確な航空写真を使うというこの愚行。
とりあえず、めちゃくちゃ余裕があるときの風流な遊びという位置づけに落ち着きそうです。
未体験ゾーン侵入「油そば」という鉱脈発見
思い込みから頭の中で評価を下し、今まで経験したことがないものは結構あります。
スカイツリーにはまだ行ってないですし、ディズニーシーも一度も無いです。ディズニーランドは高校の卒業遠足で一度言ったきりなのですが、まあこんなものだろうと勝手に想像して、その後これらを経験することがありませんでした。
そのようなことは食でもありまして、その一つが「油そば」というものなのです。「そんなもの別に経験しなくてよい」と言われるかも知れませんが、自分もそう思っていました。
大体、塩焼きそばに油をかけたようなものと、想像の味を作り上げていました。
実際一度だけカップラーメンの油そばを食したことがあるのですが、イメージ通りの味で、それ以降その類ものは食べたことがありませんでした。
そんな折り、いつも前を通るラーメン屋さんが、油そばで有名だと知りました。立川駅南口の「宝華らぁめん」です。(冒頭写真)
ここは、以前に普通のラーメンは食べたことがあってオーソドックスな醤油味でおいしいと言えばおいしのですが、並んでまでとは思っていませんでした。
それ以降も店の前で並んでいるのを横目で見ながら特段気にしていなかったのですが、あまりにも油そばの評判が良いので、機会があれば行ってみたいなとは考えていました。
最近なるべく経験したことが無いことをするようにと心がけていましたので、良いチャンスだと、ついに食べに行ってみました。
空いている時間だったので、待たずに店に入りカウンター席に着きました。メニューは油そばと決まっていたので、すぐにオーダーします。暫くするとカウンター越しに目の前から出てきました。
見た感じでは口の中が固定観念の味で一杯となり、それに備えるかたちとなっていました。そこへ向けて一口啜り上げてみます。
そうしますとイメージとは全く違う味と風味が広がり、見事に裏切られました。
「あ、おいしい」とツルンとした麺に全然しつこくない油が絡みスムースに喉の奥へと入っていきます。自分は固めの麺が好みなのですが、これはこのくらいのニュルッとした方が良いのだと思います。
上にのっているカイワレとネギがさっぱりさせており、チャーシューも良い味を出しています。一緒にスープがついているので物足りなさもありません。
こうして祝初油そばの経験が終わりました。なかなかの「ホット」な気持ちとなり、当たりだということで再来店は決定的でしょう。
未体験の領域に足を踏み入れてみると、世の中まだまだ知らない鉱脈はあるなと再認識しました。
いかなる結果か?「高照度光療法」
昔から夏が終わり涼しい季節になると、身体とメンタルの調子がいまいちな感じになってきます。
長い間、夏の疲れが出ることや怠け心の所為だと思い、カフェインをとってごまかしてきました。
行政書士試験を受けていた頃も試験日は11月なんですが、追い込みの時期の10月くらいになると集中力が無くなり、体調も崩し勉強が手につかなくなっていました。
疲れやプレッシャーからであると無理やりムチ打って行動していたのですが、よくよく考えてみると随分と昔から、同じような時期にこんな感じになっていたなあと思い出しました。
そこでネットで検索してみると、やはり季節性の症状というものがあるようで、秋になると日照時間が経ることが要因となっているようです。
高緯度の地域の人は発症率が高いようです。
自分の場合はそんなに重篤のものではないので医療機関にかかることは考えていませんでした。
更に検索をしてみると日光浴がよく、高照度光療法なるものがあるということが分かりました。
2500ルクス~10000ルクスで30分~2時間程度、明るさにより照射時間を変えて眼球から光を入れ網膜→視交叉上核→松果体と信号が送られ、原因となるメラトニンの分泌を抑制するらしいです。
簡単にいうと秋冬になっても、まだ夏だと脳に勘違いさせて効果を期待するようなものみたいです。
まあ半信半疑でやってみるかと普段使う照明では弱すぎるので、それ専用の照明を探しているとAmazonで何種類か売っていました。
価格は1000円台~4万円台と幅があります。
高めの物は結構大きくて、まだ効果があるかどうかもわからないので、とりあえずタイトルの4600円の商品を注文してみると翌日に届きました。
思い立って実験したいときにこの速さはうれしいですね。
あまり過度な期待はせず、ダメだったらスタンドライトとして使うつもりでした。
この商品MAX10000ルクスの照度と書いてあるのですが、箱を開け本体を取り出し早速スイッチを入れてみると、なんと想像以上に、眩しい事、眩しい事。
近くで直接見続けないようにと注意書きがあったので(といっても全文英語なので追加のメールで説明文が送られてきた)、試しに目を閉じて顔を照らしてみました。
たしかに真夏の海岸で寝ていると目を閉じていてもかなり明るく眩しいのですが、この商品もその感じに近い気ががします。
午前中に、kindleで本を音声読み上げにしてそれを聞きつつ、顔の近くで照射し薄目にしてバーチャルサマーを作りだします。
その後は少し離して照射しながら業務を行っていると、夏の強い日差しが窓から差し込むような感じはあります。
ま、たしかにスッキリするような感覚はありますが、プラシーボかもしれません。それでもいいのですが。
暫く実験をやってみます。
※自分の場合は症状も軽く自己責任で試しています。人によって症状・程度が違うと思いますので、必要に応じて器具や使用法を医療機関等にご相談されますことをおすすめします。
平塚の闇につつまれソウルフードへ
先日、神奈川県平塚市に行ってまいりました。数年前に東京に引っ越してくる以前はこちらに住んでいまして、東京に出てきてからも年に1、2回は出かけています。
特にこれといった用事があったわけではないのですが、季節の変わり目になり少し体調を崩していたので、気分転換にと思い、電車でのんびり平塚へ向かいました。
ルートとしては南武線で立川から終点の川崎→東海道線で平塚駅か、新宿まで出て新宿湘南ライナーを使った方が早く楽なのですが、どうしてもローカルな気分を味わいたいときもあります。
そのときは、中央本線で立川から八王子→横浜線で橋本→相模線で茅ヶ崎→東海道線で平塚というルートをとります。しかも相模線は始発から終着駅の茅ヶ崎までの18駅すべて各駅停車で、ドアは手動式と一気にローカル気分を味わえます。
のんびりとはいっても、この間1時間くらいありますので、何にもしていないとさすがに飽きてしまいます。そこで、Kindleの書籍を音声読み上げ機能で聞きながら風景をぼ~っと眺めているととっても贅沢な時間となります。
14時くらいに平塚駅に到着し、まず大黒庵という駅近のおそば屋さんでラーメンを食べます。駅ビルのラスカにも支店が入っていますが、雰囲気を感じるためには、歩いて2分程の本店の方に行きます。
ここは、そばよりも圧倒的にラーメンが注文されるのですが、濃いめ醤油ベースの和風味で、特徴はチョードンパリとコールするとまだ芯がフツ、フツと残っている超固めの麺の状態で出てきます。これが好きでいつも頼んでしまいます。
その後は、大磯町との市境を流れる花水川の河口から平塚のボードウォークまで海岸の散歩です。久しぶりに天気も良く、波の音を聞きながら砂浜を踏みしめて歩いていると、身体中に力がよみがえってきます。
ボードウォークはビーチバレーのコート等もあり休日なので人も結構多く、ここで音楽を聴きながら日没まで1時間くらい待つことに。
施設は17時で閉まるので人が一斉に減ってしまいますが、昼間だけでなく、日没前後は晴れていると最高なシチュエーションとなります。(冒頭写真)
だんだん西の空が夕焼けで赤くなり、そして赤みが薄らいできて暗くなると西湘バイパスのオレンジ色のライトが煌めき始めます。
Amazonプライム会員だとある程度のMusicが無料なので、Jazzぽいのを聞きながら暗闇に包まれていきます。折角、海まで来たらここまで味わった方が良いのです。
お腹も減ってきたので駅まで歩き、平塚のソウルフード「大衆焼肉」に何年かぶりで行ってみます。
何店舗かあるのですが、駅から近い支店の方へ向かうと狭い店から煙で出ていました。丁度席が空いてたのでそこに座り、ガスのロースターで焼く古いタイプの焼肉屋です。
1人前ホルモン250円・カルビ400円・上ミノ600円とものすごく安いです。頼んだのはカシラ350円・ナンコツ300円・ジンギスカン300円・生中500円・ホッピー350円・ナカ200円といったところです。
気分がすっかり良くなって平塚との暫しの別れです。帰りは平塚から川崎で南部線に乗り換え、終点の立川までというルートです。これならすべて座ってこれます。
目を瞑って海の余韻に浸りジミヘンを聞きながらの帰宅と、言う事無しの一日でした。
思い出補正と「ホープ軒」
子供の頃に刷り込まれたことは、大人になっても引きずるものですが、食べ物なんかもそういった部分は大きいです。
一度覚えた味は一生変わらない部分と、思い出補正が入ることで理想化されてしまい、現在の味が物足りなくなってしまう部分があります。
人生最初にインパクトを得た食べ物が武蔵村山市にある「村山ホープ軒」です。子供の時にかなりハマり現在に至るわけですが、記憶中の当時の味とは違うように感じます。
創業が1975年位のようなで、まだオープンしてからそれほど経っていない時期に味わっています。その頃は現在の左半分の大きさで、一列のみのカウンターで営業していました。
この時の味が最強だったと思うんですが、今となっては確かめようが有りません。
当時の世間一般のラーメンは、醤油、味噌、塩味が定番で、背油ギトギトというのは珍しい存在でした。そんな中で衝撃的な味だった為に、舌が引きずられたのでしょうか。
その状態で何年も営業していたのでしたが、となりにあった「コロコロとんかつ」という定食屋が閉店し、その後、壁を取っ払い現在の形に改装されました。
ちなみにこの定食屋、ネーミングは更にとなりの、まだまだ活気があった「コロコロセンター」というショッピングセンターからとったものと思われます。中々おいしく、朴訥とした店主を子供ながらに覚えていますが急に閉店してしまいました。
話を戻しますと、改装し大きくなった店舗に食べにいったときに、何か味が変わった気がしました。改装と同時なのか、だんだん変わったのかは記憶が定かでありません。
毎日でも食べたかったのが、いつのまにか足が遠のき他県への引っ越しとともにまったく行くことがなくなりました。
そこから随分と時間が経ち東京に戻ってくることになり、久々に食べに行くことにしました。思い出の味との再会ですが、ノスタルジーに浸りながらラーメンを待っていました。
そして目の前に出てきたスープを一口飲むと、「あれ、おいしいな」と素直に思いました。(上の写真ネギラーメン 昔は無かったです)
たしかに、小さい店舗の頃とは何か違う気がします。麺ももう少し細かったような・・・。
それでも改装時の一時よりおいしく感じ、そして今では、定期的に食べにいっているのですが、味のセッティングによってあの頃の理想郷を追い求め続けています。
記憶が作り出した幻想かどうか、もう一度食べてみたいなあ。
「ホット」なバラ丼の店【相模屋】さん
(立川駅南口 相模屋)
昔に比べて大分減りましたが、外食するのは好きなことの一つです。長年、飲食店で食事をしていると、食べ終わって店をでる時の満足度バロメーターに気付いてきます。
これは、おいしいとか雰囲気が良い、値段が安いとか色々な指標があると思いますが、必ずしも安ければ満足という訳ではありません。
それではどんなことが指標となっているかというと、
- 良:食後に気持ちが満足感で温かくなっている「ホット」
- 普通:特に可もなく、かといって不満が大きい訳でもない「フラット」
- 悪い:なんとなく店を出た後に虚しさや悲しさを感じる「エンプティー」
- 怒り:最悪で気分で怒りを覚えとても不愉快な「アンガー」
この中の「ホット」の感情がハマるかハマらないか、再度の来店に繋がってきたように思います。当然「エンプティー」と「アンガー」を感じる店には自然と足が遠のきます。
ちなみにファミレスは、値段は安くなく、めちゃくちゃ高いわけでもない。接客はまあまあ良い、味はソコソコだが感動まではいかないといったところで「フラット」の気持ちとなります。
そんな感じで、どこで食事をするのかが決まっていくのですが、最近知った店で「ホット」になるところを見つけました。
立川駅南口の「相模屋」さんです。駅からはちょっと歩きますが、徒歩圏内にあります。地元の人には結構知られているみたいですが、たまたま存在を知りました。
バラ丼といって、味付けして炒めた豚バラをご飯の上にのせ生玉子を落とした丼や、各種定食の店です。
味も結構いいのですが、驚きがご飯の量が450gと普通サイズでも大盛りで、更に値段も550円とかなり安いです。
上の写真は野菜たっぷりスタミナ焼丼550円です。
この手の店だと白米が不味いこともあるのですが、そんなこともなく炊き加減も丁度いいです。
接客もすごく良く、お昼どきはそれなりに席が埋まっているのですが、混んでいて入れないという程でもなく、このサービスにしては余裕があり不思議に思っています。
只単に大盛りで安いから喜んでいると思われるかも知れませんが、超大盛りの店で食事をした後に虚しいこともありますので、「なんかいいな」と思わせる要素はそれだけではないみたいです。
混雑すると困るので、あまり知られない方が良いのですが、すごく気持ちのいい店なのでご紹介しておきます。
「カメラを止めるな!」を止めた子
(出典「カメラを止めるな!」公式サイト)
今さらながら映画「カメラを止めるな!」が地元近くのイオンモールでやっていることを知ったので、夜の9時近くから開始するレイトショーに行ってきました。
映画館は久々だったのですが、レイトショーは1100円と安くなるみたいだったので、仕事後に早速イオンシネマに向かいました。
映画の前評判が良いのは聞いていたのですが、そこにはあまり期待をしていませんでした。
数年前に「シン・ゴジラ」「君の名は」が口コミを中心に話題となりヒットしました。その頃の職場で複数のアルバイトの子からすごく面白かったと聞いたので「シン・ゴジラ」を見に行ってみました。
寝不足もあったのですが、世間で言われている程ではないなという思いからか、見事に眠りの世界に誘われました。
そういったこともあり、今回の「カメラを止めるな!」はプロモーションとして口コミがどれぐらい機能するかなというところに興味を持ち、あまり映画内容については期待をしないで出かけました。
映画館にはドンピシャのタイミングで到着して、席に着くとすぐに予告が始まりました。予告が結構な分量で、館内に入るのはもう少し遅くても良かったかなとか思っていたら、本編が開始となりました。
内容については一切知らない方が楽しめると思うので書きませんが、前評判通りに面白く、何か気持ちが熱くなるような内容でした。
確かに口コミが拡散されやすいような工夫がされたプロモーションだと思いますが、それだけではなく、実際に面白く、ジワジワ広がっていくことも実際あるんだなと実感した夜となりました。
後日、前職を退職後もちょくちょく連絡をとっている「シン・ゴジラ」を薦めてくれた子に「カメラを止めるな!」がすごく良かったことを伝えておき、口コミの連鎖を繋いだつもりになっていました。
が、しかしこの子、自分がお奨めしたものを過去、一切お試しになられません。
Amazonプライムで無料の「レオン」「スラムドッグ$ミリオネラ」とド定番を紹介してもこれっぽっちもと・・・まぁ、人の趣味ことなので良いのですが、「カメラを止めるな!」の口コミの連鎖は、自分のラインはここで途切れました。
上田慎一郎監督スミマセン。
僕は薦められた「シン・ゴジラ」に行き、眠りにつくまでしましたが、この子に「レオン」「カメラを止めるな」を奨めましたが、「この子」はココで止めましたゴメンなさい。
「この子」のお話しでした。