平塚の闇につつまれソウルフードへ
先日、神奈川県平塚市に行ってまいりました。数年前に東京に引っ越してくる以前はこちらに住んでいまして、東京に出てきてからも年に1、2回は出かけています。
特にこれといった用事があったわけではないのですが、季節の変わり目になり少し体調を崩していたので、気分転換にと思い、電車でのんびり平塚へ向かいました。
ルートとしては南武線で立川から終点の川崎→東海道線で平塚駅か、新宿まで出て新宿湘南ライナーを使った方が早く楽なのですが、どうしてもローカルな気分を味わいたいときもあります。
そのときは、中央本線で立川から八王子→横浜線で橋本→相模線で茅ヶ崎→東海道線で平塚というルートをとります。しかも相模線は始発から終着駅の茅ヶ崎までの18駅すべて各駅停車で、ドアは手動式と一気にローカル気分を味わえます。
のんびりとはいっても、この間1時間くらいありますので、何にもしていないとさすがに飽きてしまいます。そこで、Kindleの書籍を音声読み上げ機能で聞きながら風景をぼ~っと眺めているととっても贅沢な時間となります。
14時くらいに平塚駅に到着し、まず大黒庵という駅近のおそば屋さんでラーメンを食べます。駅ビルのラスカにも支店が入っていますが、雰囲気を感じるためには、歩いて2分程の本店の方に行きます。
ここは、そばよりも圧倒的にラーメンが注文されるのですが、濃いめ醤油ベースの和風味で、特徴はチョードンパリとコールするとまだ芯がフツ、フツと残っている超固めの麺の状態で出てきます。これが好きでいつも頼んでしまいます。
その後は、大磯町との市境を流れる花水川の河口から平塚のボードウォークまで海岸の散歩です。久しぶりに天気も良く、波の音を聞きながら砂浜を踏みしめて歩いていると、身体中に力がよみがえってきます。
ボードウォークはビーチバレーのコート等もあり休日なので人も結構多く、ここで音楽を聴きながら日没まで1時間くらい待つことに。
施設は17時で閉まるので人が一斉に減ってしまいますが、昼間だけでなく、日没前後は晴れていると最高なシチュエーションとなります。(冒頭写真)
だんだん西の空が夕焼けで赤くなり、そして赤みが薄らいできて暗くなると西湘バイパスのオレンジ色のライトが煌めき始めます。
Amazonプライム会員だとある程度のMusicが無料なので、Jazzぽいのを聞きながら暗闇に包まれていきます。折角、海まで来たらここまで味わった方が良いのです。
お腹も減ってきたので駅まで歩き、平塚のソウルフード「大衆焼肉」に何年かぶりで行ってみます。
何店舗かあるのですが、駅から近い支店の方へ向かうと狭い店から煙で出ていました。丁度席が空いてたのでそこに座り、ガスのロースターで焼く古いタイプの焼肉屋です。
1人前ホルモン250円・カルビ400円・上ミノ600円とものすごく安いです。頼んだのはカシラ350円・ナンコツ300円・ジンギスカン300円・生中500円・ホッピー350円・ナカ200円といったところです。
気分がすっかり良くなって平塚との暫しの別れです。帰りは平塚から川崎で南部線に乗り換え、終点の立川までというルートです。これならすべて座ってこれます。
目を瞑って海の余韻に浸りジミヘンを聞きながらの帰宅と、言う事無しの一日でした。