行政書士Aの骨格

出来事の記録により、『気づき』の共有が出来ればと思ってます。

行政書士試験合格の為に保険的に行っていた方法その6

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ここまで判例六法での学習について書いてきましたが、予備校や市販のテキストが意味ないかというとそんなことはないです。

 

初学者がいきなり過去問から該当する条文・判例を探しだし、そこから分析するのは難しいことです。

基礎を体系的に理解するのにテキストは非常にわかり易くなっているで、最初は分析を行えるようになるまで、わかり易い所から入るのが良いと思います。

 

それと、テキストは過去問と論点ごとの最低限知っておくべき内容が記載されていますので、ここを押さえておくことは必須です。

繰り返し出題されている論点を落としては合格が難しくなってしまいます。

テキストで学習しつつ足りない部分を毎日の筋トレのように、判例六法での学習を基礎トレーニングとして行うことが地味な作業ですが、得点力は上がると思います。

 

行政法民法を中心に書いてきましたが、会社法地方自治法はテキストを中心にして、過去問と問題集を行っていました。問題集はタクティクスと地方自治法問題○○○選みたいな名前でした。

 

法令択一問題は40問ですが全てわかる必要がなく、半分程度、自身を持って解答できれば良いと思います。

絶対ではないですが、残りの20問はどれか一つの番号を固定で選べば確率1/5ですから4問、消去法で一つの肢が切ることが出来れば更に確率が上がりますので、5問前後は取れる可能性が十分にあります。

トータルで最低25問を押さえておけば、6割は超えるので可能性が上がるのかなと思います。

 

一般知識はとりあえず足きり回避は最低限として、出来れば9問取れると法令の方がまずまずの出来で良くなります。

10問以上とれる方は択一か記述どちらか多少コケてもいけるラインです。

対策が立てられる範囲は限られますが個人情報関連は落とさないようにします。

 

文章理解は公務員試験用の問題集を少しずつやっていました。憲法も文章理解的な部分があるので多少は活かせると思います。

 

後は水物と開き直っていましたが、たしか就職試験の一般常識問題集みたいのを直前期にざっくり見たような気がします。

そのものズバリ当たらなくても推察できる基準になればいいかなと考えていましたが、ざっくり過ぎてあまり結果に繋がらなかったような。

 

法令・一般知識とも、ちょっと見てわからない問題はバンバン飛ばして、考えればできる問題に時間を使っていました。

そしてわからない問題の解答番号は、前述の最初から一つに決めて固定します。(例えば3番とか4番とか)

固定にしていた番号の選択肢を見て明らかに違うようなら別の番号に変更して確率を上げます。

 

解らない問題は、なまじ検討すると誤った方を答えたくなる文面になっていたような気がするので、そこを追いかけてそれぞれに解答すると、時間のロスと下手をすると全部はずれる可能性があります。

より確率を上げる為に何も考えずに一定の番号にしていました。

 

捨問に関して重要度「C」とか「低い」とか表現は色々とあると思いますが、正解出来なくても良いような過去問の正解番号を分析しても面白いと思います。

当時はどの番号を選んだとしても0問ということは無かったのですが、若干ある番号に偏りがありました。

実際に本試験では、解らない問題をその番号で固定しましたが複数問正解しました。偶然なのか、当時だけのことだったのかも知れませんが。

 

以上、経験したことをお伝えしてきましたが学習していた頃から数年経っていて詳細な事は忘れているし、当時とは状況も変わっているのではないかと思いつつも参考になる部分が少しでもあればと書いてみました。

もっと効率が良い方法や、テキストのみで合格できてしまう方もいると思います。

 

ただ、もし行政書士試験を受験していて点数が伸びなくて悩んでいる方がいましたら、今取り組んでいるものにプラスで構いませんので、判例六法での学習を保険的に取り入れてみて下さい。

今、これを書いているのが11月ですので今月試験があります。

合格をお祈りしていますが、残念ながら不合格になってしまったとしてもチャンスです。ぜひ学習に使った資料で答え合わせをしてみて下さい。一つの方向性が見えてくると思います。

 

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