行政書士Aの骨格

出来事の記録により、『気づき』の共有が出来ればと思ってます。

行政書士試験合格の為に保険的に行っていた方法その4

g-aframe.hatenablog.com

過去問をマーキングした場所の傾向から、次回の試験に出題される可能性がある条文・判例をつぎつぎと学習対象としてチェックしていくわけです。

 

自分が行ったのは、民法は物権・債権、行政手続法、行政不服審査法行政事件訴訟法国家賠償法憲法と、以上の条文・判例について、記載されているものは全てチェックしその中からピックアップしました。

この範囲の中では、判例六法に記載の条文・判例では、チェックマークが付いているもの以外から本試験で出題されたものは、一つも有りませんでした。

つまり答えられない問題は、判例六法が持ち込みOKだったとしても解らなかったという事ですので、そのような問題を落としても合否に影響はありません。

 

ここが肝なのですが、この作業は大変手間と時間が掛ります。

そしてピックアップしたものを覚えていく作業がありますので大変だし、とても半年、10ヵ月ではやりきれないということで学習し易いテキストと過去問、模試という学習スタイルと戻ってしまいたい気持ちになります。

これで合格となればいいのですが、前述したとおり試験中テキストを見ながら行っても合格点に届かないようであればいくら努力をして、それを学習しても意味が有りません。

その一方、判例六法でピックアップした部分を見ながら試験を受けることが出来れば、満点は無理でも合格点には届きます。(ピックアップする範囲を合格できる範囲まで広げる必要はあるが)

 

何年も予備校に通い合格できずに最終的に撤退してしまうといったことを考えれば、ピックアップしてそれを覚える作業に、たとえ2年3年かかったとしても確実に知識は積みあがります。

もちろん直近の試験に照準を合わせた学習はしますが、それとは別に自身で選択した範囲を継続してつぶしにかけていけば、もし今回だめだったとしても次回、次々回と確実に可能性が高まっていき、どこかで必ず合格できる実力は付きます。

 

仕事に合間の学習時間では、過去問を判例六法にマークし出題が予想されるところに印を付けるといったここまでの作業で一ヶ月以上かかってしまうかも知れません。

それから覚え始めるとなると、この学習のみ専門にやるとかでなければ人によっては1年2年という期間が必要となるかも知れません。

だからといってピックアップした範囲を100%網羅出来ないと合格の可能性がないかといったらそんなこともないのです。

50%しか手を付けられてなかったとしても、そこの中から出題されれば答えられるわけですから。

しかし、まったく手を出さずに0%なら、テキスト以外の範囲は運のみの勝負となります。

それに頭から順に取り掛かかる必要もありません。自分は最初から順番に学習しつつ、より重要そうなものは☆マークをつけていたので、時期を見てそちらを優先し先に覚えるよう調整していました。

 

この方法は自分にとっては保険的な意味合いもありました。

今回取り組めた範囲で合格できればそれで良し、不合格でも残りの部分をつぶしていけば何回かで必ず合格ができると確信を持って、目の前の試験に捕らわれずに学習が出来るようになりました。

 

だって法学部出身者・法科大学院生・他の法律系の有資格者と全くの初学者を比べたら、それぞれベースもスタートも違います。

専任と仕事の傍らで行うのもかけられる学習時間が変わりますし、記憶力についても個人差があります。自分に合った適切な学習内容と学習期間の設定は重要となります。

 

次はピックアップしたものをどうやって覚えていったかをお話しします。

 

g-aframe.hatenablog.com