行政書士Aの骨格

出来事の記録により、『気づき』の共有が出来ればと思ってます。

行政書士試験合格の為に保険的に行っていた方法その3

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学習方法を変えようと資料探しを行っていた中で辿り着いたもの

 

それは六法です。それも判例がついた「判例六法」だという考えに至りました。

 

これを聞いて「なんだ当たり前じゃないか」と思われたかもしれません。しかし確実に合格するにはどうしたら良いかと考えてみると、分厚い判例六法を一言一句全部覚えれば、法令に関しては確実に合格水準に達します。

この頃は究極まで突き詰めて考えてみようと思っていたので極端なところから考えが始まっています。

もちろんこれまでも六法を使い条文を引いて覚え、判例を確認していましたが、その範囲はテキストの範疇でしか見ていませんでした。

 

判例六法を全部覚える、これは分量的に現実的ではないのも事実です。

そこで次の段階で判例六法の中から合格に必要な範囲をどこまで絞るかという問題となりますが、その前に新たに購入する判例六法の選定についてお話しします。

 

条件として、自分は自宅での学習は苦手だったので、外に持ち運びができるタイプをと探していたらカラフルでポップなデザインのサイズは小さめな、「有斐閣 判例六法」が目についたのでそれを購入してきました。

文字の大きさをとるか持ち運びをとるかということでサイズが小ぶりのこちらにしましたが、厚みと重さはそれなりにありますので、最悪裁断すればいいと考えていました。(結局最後まで裁断はせずそのまま使用した)

 

自宅で学習するので持ち運びは考えなくてよい方は、もっとサイズが大きいものの方が良いかも知れません。文字の小ささはかなりのもんですから。

 

さて真新しい判例六法を購入し、その中の膨大な量の条文・判例からどうやって絞りをかけるかです。

最初に行ったことは、本試験の過去問を「この問題を解くためにはどの条文・判例を見ればよいかな」と一肢一肢判例六法で確認し、条文問題は条文、判例問題には判例にそれぞれ出題年度と択一、記述などの印をつけていきました。

さすがに10年分はやらなかったですが、直近の年度から5~6年分くらいこの作業を行い、あとは過去問の演習を行ったときの答え合わせは判例六法で行いそのつど上記のマーキングをしました。

一つ問題点があって紙が薄く普通のペンだと裏に写ってしまうので、超薄い蛍光ペンと色つきのシャーペンの芯を使いました。

この作業を行ったのは、行政法関連(地方自治法を除く)・民法憲法のみだったと思います。配点の問題と後のものは条文中心の出題傾向だったので。

 

ここまでやって内容を分析してみますと、傾向がビジュアル的によくわかります。

繰り返し出題されていて年度の数字がたくさん付いているもの、条文中心の論点・判例中心の論点、一つの条文でバリエーションのある判例群が一問で網羅されているもの等、「出題者はこんな感じに出しているのか」と明確になります。

 

憲法はなかなか判例六法では明確にならない部分が比較的多かったような記憶が有ります。

つまり学説的な論点も出題されているので、もし追いかけるならいわゆる学者本にも手を出すことになると思いますが、辞書的に使う為にその論点が載っている書籍を持っていても良いのではと思います。

中には難解な書籍もありますが、テキストですと紙面の都合上簡潔に記載されている部分も詳しく説明されていますので非常にわかり易く、独学で質問が出来る場がない場合は理解が進みますので。

ただ、あくまでも深追いせずに辞書的にです。

 

話しが逸れましたが、出題されているところが明確になり早速勉強をと行きたいところですが、ここまでですと基本的にテキストと大差が有りません。

なので次の本試験で出題される可能性がある部分を選んでいく作業が必要になります。

判例六法につけたマークを見てみるとわかると思うのですが、テキストだと圧倒的に判例が不足しているので、その分の知識を判例六法で補っていきます。

 

どこが出るのかわからないのに、そんな予想が出来れば苦労はしないと思われるかも知れません。

しかしマークがついている部分から傾向を掴んでおくと、この判例が出題されるということはこっちが出てもおかしくないなと見えてきますので、その判例には学習対象となることがわかる何か印をつけていきます。

それと判例群を見てみると論点に特徴のある判例が有りますので、そこにも印をつけていきます。

 

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