トラとデビルが目覚めた夜の動物園
(出典:東京ズーネット2017)
今年の夏も言って参りました。多摩動物公園のイベント「トラもめざめる夜の動物園」。
通常17時閉園のところを夏場の期間限定で20時まで延長して夜の動物達を見るイベントです。
去年は「デビルもめざめる夜の動物園」という企画のポスターを見つけ、ネーミングにそそられて初めてナイトZOOに行ったのでした。
多摩モノレールに乗って多摩動物公園駅で下車すると、動物園に向かい歩いて行くと、巨象がそびえ立ち迎えてくれてテンションが上がってきます。
夕方の明るい内に着き、段々と暗くなってきます。生まれて初めての暗い動物園にわくわくです。
動物は夜行性の種類が多く、昼間グッタリしていても夜になると活発に動きまわり始めます。
カンガルーは暗くなると跳ね回り、ユキヒョウはこちらの檻に向かって三角飛びと激しい動きを見せてくれます。テーマのタスマニアデビルも人だかりが出来ていました。
イベントは期間限定なので夜の施設も常設ではなく、所々本当に暗い場所もあります。そんな不完全さが逆に良く、サイコーな夜のイベントでした。
そして今年、去年の記憶に誘われて再び行ってきました。今年のテーマはトラです。タスマニアデビル以上に人が多く颯爽と歩き回るトラを見物していました。
去年同様にイベント自体は楽しいものでしたが、今年は一つ問題が有りました。
それは暑さです。過去経験がない程の暑さだった今年の夏は夜になっても気温が下がらず、アップダウンがあり結構な距離がある園内を動き回るには、かなりしんどい状態でした。
軽い熱中症気味になり、早めに帰ろうとそそくさと動物を見ていましたが、動物もかなり熱そうでした。
カンガルーは去年ほど弾けてなく、本当に「これはヤバい」と思ったのはトナカイでした。ハァーハァーと息を吐きつつやっと歩いている感じです。「フランダースの犬」最後の場面のパトラッシュ状態でした。
暑ささえなければ、大人一般600円で遊ぶには上質なコンテンツです。
ぜひ「秋の夜長のナンチャラカンチャラ」と涼しくなってからも週末あたりにやってくれないかと思いつつ、ソフトクリームを食べながら帰りの駅へと向かいました。