「三田用水」跡地辿ったら行政書士会館
最近はあまり行けなくなってしまいましたが、昔、河川や用水だった場所の跡地になんだか興味を魅かれて、WEBで調べながらgoogleマップのストリートビューで見たり実際に出かけたりしていました。
現地に行ってみても暗渠化や、開発が進んでここに川が流れていたと言われてもわからないことも多いです。
ただ、大都会の東京であっても場所によってはきれいに遊歩道になっていたり、川の蛇行と同じ形で道が出来ていたり、橋の欄干だけがあったりと結構痕跡を残している所もあります。
この間、ぼーっと眺めていたのが、東京都世田谷区で玉川上水から分水され、神泉、恵比寿、目黒区と三田方面に流れる「三田用水」です。
特に何も考えずに辿っていたら渋谷区の神泉に目が留まりました。ここは東京都行政書士会のある場所だったので、何回か通ったことが有りました。
オー!!と思っていたところ、導かれるように先日、外国の方が日本に入国する場合、在留資格というものがいるのですが、その許可申請を入国管理局に取次ぐ為の研修が渋谷区神泉の東京都行政書士会館で有りました。
丁度良いということで、研修ついでに偵察をしてまいりました。70名くらいの先生がいらっしゃっていたのですが、当然のごとく三田用水の偵察をしていたのは自分だけでした。
このあたりは、痕跡らしい痕跡は残っていないようです。
(正面の細い道が三田用水跡)
用水路は高い所から低い所へと流すので、標高の高さを確保する為に台地の稜線を走らせたりするのですが、前回来たときは坂が多くて大変だと思って通った場所も、三田用水の跡地と知ったとたん、なるほどと急に坂が価値を帯びてきました。
研修も終わり京王井の頭線に乗って終点の吉祥寺で中央線に乗り換えるのですが、高ぶった気持ちを抑える為に止む無く、吉祥寺の「いせや」で焼きとんを食べつつ軽く一杯と思い、井の頭公園前に向かいました。
店の前に到着しましたがあいにく臨時休業だったので、少し歩くのですが、もう口は焼きとんになっています。「いせや総本店」の方に移動しました。
こちらは初めて来ましたが、なかなか雰囲気があります。
煙に燻されつつお腹いっぱい食べました。
安いお勘定にも満足し、気分よく中央線を立川方面へと思いきや線路上のトラブルで電車が遅延していました。
しばらく待って来た電車は満タンで乗り切らず、次に来たものに無理やり乗り込みました。
車内は地獄絵図の様相を呈していましたが、三田用水の水の流れのように無となり無事到着しました。
東京は、なかなか面白いです。