疲れたときの『今昔マップ』で至福の時間
(出典:今昔マップon the web)
特にマニアという訳ではないのですが、年齢の為か、昔の地図や地形と現在の様相と見比べるのが楽しくなってきています。
古地図を購入とかまではしないのですが、WEBサイトでよく知っている場所を見たりしているのが、なんだかいいんですよね。
その時によく使うのが、時系列地形図閲覧サイト「今昔マップ on the web」埼玉大学教育学部 谷 謙二(人文地理学研究室)と「国土地理院のWEBサイト」です。
「今昔マップ on the web」は昔の地図と現代の地図が並べて表示され、カーソルが片方を合わせるともう一方も連動するという気の利いたものです。
年代も選択できるので、時代により変化していくのが見えます。
一方の「国土地理院のWEBサイト」は、アクセスすると下の方に、地図・空中写真・地理調査の項目があってその中の「地図・空中写真閲覧サービス」をクリックすると利用規約の同意のページとなるので、「同意する」をクリックすると閲覧できるようになります。
場所と年代を選べるのですが、ちょっと重いのが難点です。
子供の頃から慣れ親しんだ場所の中に、変な道だなと思っていたところがあったりします。
そこを昔の地図や航空写真で見ると、農道や廃線跡、用水路が暗渠化された場所だったりして、現在から見ると非合理な形状の理由がわかったりします。
昔の風景と今が繋がったときに、子供の頃からの謎が解けて大昔・幼少期・現代とタイムスリップする、その感じが結構アツいです。
今住んでいる場所は東京の多摩地区なんですが、この辺は太平洋戦争時の軍事施設跡が多く子供の頃は結構そのまま残っていた場所も多かったです。
だいぶ開発されて減ってきてはいますが、まだまだ名残があるところもありますので、終戦直後の航空写真を国土地理院のサイトで確認して、実際に現地に行ってみると普段何気なく通っていたところの見え方も変わってきます。
最近は忙しくてなかなか実際に出かけられませんが、疲れたときにあったかいコーヒーを淹れつつ写真を見て、空想に浸りながら至福の時間を過ごしています。